「信毎の本」長野県市町村合併図説 明治ー昭和ー平成 廃置分合の変遷
2025年10月1日
「平成の大合併」のピークから20年。長野県では120市町村が77に再編されました。さかのぼると「平成」の前にも「明治」「昭和」の大合併がありました。
本書は江戸期から現在に至る市町村再編をビジュアルにまとめ、長野県における全体像をつかめる、画期的なオールカラーの図説本です。
全77市町村の成り立ちを表した変遷チャート図では、合併・分離などのタイミングが手に取るように分かります。図の中には、市制・町制の施行、合体・編入の区別、地域レベルの境界変更、都度の人口などの情報も豊富。
さらに「昭和」以降の動きは、色分け地図で市町村域の変化を視覚的に追えるほか、昭和初期の市町村の姿が伝わる20万分の1帝国図も貴重です。
合併関連の制度の解説、年表もあって資料性が高く、現代史や郷土史の資料、社会科の副読本、そして「平成の大合併」の検証にも役立つ一冊となるでしょう。A4横判、2420円(税込み)。問い合わせは平日に出版部(電話026・236・3377)へ。