信毎の本「中山道浪漫の旅 東編・西編」改訂版
2025年2月3日
中山道を歩くガイドブック、「中山道浪漫の旅 東編・西編」の改訂版が売れています。
手がけたのは、北佐久郡軽井沢町追分にある中山道69次資料館の館長を務める岸本豊さん。増刷のたびに情報を更新してきたロングセラー「中山道69次を歩く」(2001年発行)を、16年に東京・日本橋から塩尻市の本山宿までの東編と同市の贄川宿から京都の三条大橋までの西編の2冊に分けて全面改訂しました。好評の改訂版はコロナ禍後の昨秋発行し、この春には増刷を予定しています。
宿場ごとに本陣などの位置を書き入れた地形図と、往時の中山道を確実にたどれるよう目的物などを書き込んだ手描き地図を見開きで紹介。さらに街道沿いの寺院や風景などをまとめて解説し、中山道歩きを徹底的に楽しめる構成は変わりません。
岸本さんは徳島県小松島市出身。中山道に興味を持ち、調査に没頭。軽井沢町追分の中山道近くに移住しただけでなく、05年に資料館をオープンしました。「中山道はどの街道よりも昔の建物が多く残る。ぜひ現地を歩いてほしい」と話しています。B5横判、各2200円(税込み)。問い合わせは平日に出版部(電話026・236・3377)へ。