県内の全中学校に 新聞閲覧台寄贈へ
2020年3月20日
信濃毎日新聞の販売店でつくる「信毎会」は2020年度から、手作りの新聞閲覧台=写真=を県内全ての中学校に1台ずつ贈る。生徒たちに新聞を読んで社会への関心や視野を広げてほしいと企画。高校受験に備え、読解力や思考力、判断力も養ってもらう。
閲覧台は木製で高さ135センチ、幅91センチ。新聞を見開きで広げられる。昨年、山下新聞店(佐久市)が地元高校に贈った閲覧台が好評で、信毎会内で全中学校への寄贈を検討してきた。これまでに数校で試験的に使ってもらい、適正な高さなどを調整。同新聞店がキットを製作し、各地の販売店で組み立てて持ち込めるようにした。
信毎会副会長の樋口基さん(65)=上伊那郡箕輪町=は「学校で新聞に身近に触れ、物の見方や社会性を身に付けてほしい」と話している。