川瀬巴水展 上田で9月から 県内の風景描いた5点も特別展示 | 信毎読者サイト なーのちゃんクラブ      
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川瀬巴水展 上田で9月から 県内の風景描いた5点も特別展示

2025年8月1日

 「川瀬巴水旅と郷愁の風景」展を上田市立美術館で開催します。川瀬巴水展実行委員会(上田市、信濃毎日新聞社など)の主催です。会期は9月12日(金)から11月16日(日)です。

 川瀬巴水は、大正から昭和にかけて活躍した木版画家です。近代化が進む中、日本の原風景を求めて各地を旅し、四季折々の風景や人々の暮らしを叙情豊かに描きました。版元・渡辺庄三郎や彫師、摺師(すりし)と共に「新版画」の制作に取り組み、伝統を継承しつつ新たな表現にも挑戦しました。本展では、初期から晩年までの代表作や貴重な連作を含む約180点を通して、「旅情詩人」と呼ばれた巴水の世界を紹介します。巴水が描いた長野県の風景5点も特別展示します。

 開館時間は午前9時から午後5時(最終入場は午後4時半まで)。当日券は一般1300円、高校・大学生600円、小・中学生400円。前売り券は一般のみ1100円で上田市立美術館、セブンチケット等で販売中。問い合わせは同美術館(電話0268・27・2300)へ。