山岳県信州の山々を県警山岳遭難救助隊元隊長の中嶋豊さんが自身の山行記録を元に手描きイラストマップで案内する登山ガイドシリーズ（全４巻）の第一弾がリニューアルしました。

　浅間山、四阿山、高妻山、苗場山、蓼科山といった北信・東信にある日本百名山のほか、戸隠山、飯縄山、太郎山など地域に親しまれる低山などを幅広く収録。初版発行から１０年近くがたつため、情報を全面的に更新しました。安全登山に役立つだけでなく、眺めても楽しめる内容です。Ａ４判、１７２ページ。

　増補改訂版では５山６コースを加え、計５８山８２コースを独特のタッチのイラストに危険箇所や見どころを盛り込んで案内します。県内最北部にあり長野と新潟の県境をたどる天水山や、上田市街地を見下ろす虚空蔵山の登山ルートのうち、岩場からの絶景を楽しめる兎峰コース、登山者は少ないものの、山梨や埼玉、群馬県境の山々や高原、八ケ岳の眺望が広がる御陵山（南佐久郡南相木村・川上村）などを新たに紹介します。

　「信州山歩き地図」シリーズは、本書のほか「２　中信編・南信編」「３　里山編　北信・東信」「４　里山編　中信・南信」があり、合わせて２９１山３４７コースを紹介しています。定価は各２２００円（税込み）。書店、信濃毎日新聞販売店でお求めできます。問い合わせは信毎出版部（電話０２６・２３６・３３７７）へ。