信毎からのお知らせ - 総務局

新聞制作、広範にAI導入 本社新システム「コスモス4」始動

2018年10月09日

始動した新編集・制作システム「コスモス4」で組まれた紙面を見る小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長(前列右)ら=9日午前9時47分

 信濃毎日新聞社の新しい編集・制作システム「コスモス4(フォー)」が完成し、9日午前、長野市南県町の長野本社5階編集局で始動式を行った。新聞制作の広範な分野に人工知能(AI)を導入したのが最大の特長。本紙の紙面制作は9日夕刊から新システムに全面移行した。

 式には本社や、開発に携わった富士通(東京)の関係者が出席した。小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長は「画期的なシステムで、厳しい時代を乗り切る一助になる。このシステムを使いこなし、効率化の果実を読者にどう提供していけるか考えていきたい」とあいさつ。紙面のレイアウトを行う組版端末のキーを押し、システムを始動させた。

 「コスモス4」のAIは、蓄積した過去の紙面デザインや構成を学習し、整理部記者の指示に応じて新たな紙面を自動的に組み上げる。写真の説明文を解析して撮影場所や撮影対象を判断、最適な画像処理を行うなど紙面制作の工程を短縮化。スマートフォンによる記事や写真の送信も可能となり、現場での取材に活用する。

 稼働に合わせ、信濃毎日新聞の記事や紙面をインターネット経由で検索できる「信濃毎日新聞データベース」もシステムを全面更新。読みたい記事がより探しやすくなる関連記事検索などの機能を向上させた。

 本社は1979(昭和54)年、全国に先駆けてコンピューターによる新聞制作システム「コスモス」を開発。91年には機能を高めた「ニュー・コスモス」、2005年には本社のサーバーと県内外の本支社局の端末をLANで結んだ「コスモス3(スリー)」に移行した。「コスモス4」はこれに続く第4世代システムとして、14年から開発を進めていた。

 コスモスは「Computer On―lined ShinanoMainichi Original System」の頭文字を取っている。

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