信毎からのお知らせ - メディア局

「天空の里」下栗 60年前の記憶 11日から松本で写真展

2019年1月03日

 長野県の南端近く、天竜川の支流遠山川に沿って広がる遠山郷。国指定の重要無形民俗文化財「遠山の霜月祭り」の伝承地としても名高い地域です。その最も奥に位置する下栗の里を60年前に撮影した写真展「遥かなる遠山郷 60年前の記憶」が11日㈮~20日㈰まで、松本市中央2の信毎メディアガーデン1階ホールで開かれます。信濃毎日新聞社の主催です。

 展示する写真は、1958年、当時21歳の日本大芸術学部生だった写真家の塚原琢哉さん(東京都)が40日間、下栗の民家に滞在して撮った100点。日々の生活から伝統文化までとらえたモノクロームの世界は、山間の暮らしの中で大人も子供も生き生きと明るい表情なのが印象的です。あふれるような幸福感はどこから来ていたのでしょうか。

 遠山郷の民俗に詳しい飯田市美術博物館学芸員の桜井弘人さんは「真の豊かさと真の幸福とは何か、そして大自然に寄り添う人間の営みとはいかなるものか、という問い掛けを見る者に突きつける。それはかつての日本そのものへの振り返りでもある」と話します。

 観覧は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。入場無料。塚原さんの写真集『遥かなる遠山郷 60年前の記憶』(2017年刊・定価3024円)も販売。12日㈯は午後1時半から「遠山郷への遥かな旅 撮影秘話と“天空の里”下栗のいま」と題し、塚原さんと桜井さんが講演します。問い合わせは信毎出版部(☎026・236・3377)へ。

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