信毎からのお知らせ - メディア局

<信毎の本> 愛と感動 信濃路うたの旅(上・下)

2017年12月01日

 耳になじんだ童謡や民謡、ふと口ずさむ懐かしい唱歌、人生の哀切や郷愁がこもった詩、短歌、俳句…。心に残る歌、名句が誕生した「ふるさと」を県内各地に訪ね、その味わいとともにさまざまなエピソードを、上下巻合わせて122編で紹介します。

 100年余り前に中山晋平が作曲した「ゴンドラの唄」は、中野市の生家で母の亡きがらに別れを告げ、再び東京へ向かう夜汽車の中で浮かんだメロディーといわれます。

 ほかに、「故郷(ふるさと)」「夕焼小焼」「お猿のかごや」「里の秋」「あゝモンテンルパの夜は更けて」などの曲はいずれも、信州ゆかりの人々によって世に出てきました。

 「隣室に書(ふみ)よむ子らの声きけば心に沁(し)みて生きたかりけり」。歌人の島木赤彦は死を前にして、諏訪湖に近い諏訪郡下諏訪町の自宅で生への痛切な思いを一首に込めました。

 このほか、名だたる文豪や俳人の詩、名句があれば、病のため11歳で世を去った少女の詩「命」、ひっそりたたずむ軍馬慰霊の碑もあります。

 あとがきに「歌に引かれて」とあるように、5年がかりで各地を歩いた著者の花嶋堯春(たかはる)さん(元信濃毎日新聞論説主幹)が、歌と向き合う感動を伝えてくれます。

 2冊とも四六判、270ページ。1296円(税込み)。お求めは書店、信濃毎日新聞販売店へ。問い合わせは信毎出版部(電話026・236・3377)へ。

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