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<信毎の本> 信州の鉄道碑ものがたり

2017年6月01日

 信越線と中央線の二大幹線と、これをつなぐ篠ノ井線を主要な骨組みとして、山国でありながら明治の早い時期から鉄道網整備が進んだ長野県。駅前や沿線で目にする石碑には、鉄道関連のものが数多くあります。

 信毎選書「信州の鉄道碑ものがたり」(降幡利治著)は1991年発行の同名の本(郷土出版社刊)を基に、現在の様子や新たに12基の碑の紹介なども加えて編集。北陸新幹線開業と並行在来線の三セク化、リニア中央新幹線の着工など、県内の鉄道事情が大きく変わっている今だからこそ知っておきたい、先人の思いがあふれています。

 国内屈指の急勾配区間だった碓氷峠(長野、群馬県境)の旧信越線沿線には、難工事の様子やその犠牲者らを悼む文面が刻まれた碑が点在します。大屋駅(現しなの鉄道)前の碑は「全国初の請願駅」として、蚕糸業の発展を支える繭や生糸の輸送拠点だった歴史を伝えます。

 木曽郡木曽町日義の中央西線の傍らに立つ中央線全通記念碑は、東京と名古屋から延びてきた鉄路がそこでつながったことを示しています。

 著者(故人)は国鉄に勤めながら県内や県境にある鉄道碑約60基を丹念に調べ、由来や逸話をまとめました。

 信毎選書の23冊目。四六判、318ページ。定価1512円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。

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