信毎からのお知らせ - 事業局

森羅万象「北斎漫画」の世界 小布施の北斎館

2017年9月30日

 江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の作品を展示する「北斎漫画の世界」展は11月27日まで、上高井郡小布施町の北斎館で開かれています。同館主催で、信濃毎日新聞社の共催です。代表作「北斎漫画」に焦点を当て、北斎が描いた森羅万象の世界を紹介します。

 北斎漫画は初編から15編まであり、人や動物などのほか、鎌や包丁、陶磁器といった身の回りの品、装束の文様などを描いた図柄もあります。口が突き出たタコや手足が長い想像上の人間など、コミカルな絵も並び、北斎のユーモラスな一面を感じることができます。

 この北斎漫画は絵手本と呼ばれ、絵を学ぶ人の教科書でもありました。北斎の弟子たちも北斎漫画を通じて絵の勉強をしたと考えられます。当時、絵の師匠は肉筆画を門人に渡していましたが、北斎は絵手本を版本にして、多くの人に渡るようにしました。

 また、北斎漫画はオランダへ輸出された漆器や陶磁器の包み紙に使われました。漫画を見た人たちは北斎の絵に驚嘆しました。漫画の評判はヨーロッパに広がり、フランスを中心とするジャポニズムのきっかけにもなりました。

 開館時間は午前9時〜午後5時。入館料は大人1000円、高校生700円、中学生以下は無料。問い合わせは北斎館(電話026・247・5206)へ。

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