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さようなら別所線7253編成 上田電鉄が23・27日に引退イベント

9月04日(木)10時38分

27日で引退する上田電鉄別所線の「7253編成」

 上田電鉄(上田市)の別所線を走る車両「7253編成」(愛称・まるまどりーむ号Mimaki)が27日、老朽化に伴い引退する。昭和初期から同線を1986(昭和61)年まで走った「丸窓電車」を模して、上半分はクリーム色、下は濃紺の色をした車両で、地域の足として活躍した。同社は23日と27日に引退イベントを企画。同社運輸部は「長い間親しまれた車両なので、多くの人に送り出してほしい」としている。

 同車両は2両編成で67年に製造された。東急電鉄(東京)を走った後、上田交通(現上田電鉄)が93年に購入し、別所線を走ってきた。最初は銀色に緑のラインが入った車体だったが、市民らの要望を受け、シートを貼って丸窓電車と同じ色にし、2005年から運行している。窓部分は楕円(だえん)形のシートで丸窓を表現している。

 「まるまどりーむ号」の愛称は同年に公募で決めた。外装費用を業務用インクジェットプリンター製造のミマキエンジニアリング(東御市)が負担したため、同社の名前も付けた。同じ色と形の車両(2両編成)がもう1種類あり、こちらは引き続き運行する。引退する車両は解体するという。

 引退イベントのうち、23日は午前8時半から親子向けの「電車の検査・試運転ツアー」を下之郷駅で開催。参加者は7253編成で、モーターに電気を流さない状態にしてハンドルがアクセルの働きをする「マスコン」の操作を体験する。車両は動かない。その後、運転士による運転で車庫から駅ホームに向かう電車に乗る。大人3千円、小学生以下千円。

 27日は「ラストラン・トレイン」と銘打ち、下之郷―上田間で1往復走らせる。午後0時20分に下之郷駅に集合。特別乗車券や乗車証明書、記念品がもらえる。大人3千円、小学生以下2500円。

 ともに往復はがきで7日までに申し込む。郵便番号、住所、電話番号、代表者と参加者の氏名と年齢を書いて、同社(〒386―1211上田市下之郷498)の「体験ツアー」「ラストラン」の各係に送る。問い合わせは平日に上田電鉄運輸部(電話0268・39・7117)へ。

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