信毎ニュース

中野「どこでも図書館」 保育園・病院で蔵書を貸し出しへ

12月21日(金)10時43分

絵本を受け取るたんぽぽ保育園の園児たち

 中野市図書館は来年度から、市内の保育園などの施設に蔵書を置いて貸し出す「どこでも図書館」事業を始める。20日、市内の県厚生連北信総合病院で試行を始めた。小説や児童書など138冊を病院の図書コーナー「ひだまり」に置き、貸し出しを始めた。

 市内の施設は、図書館に職員を出向かせれば、現状でも100冊を上限に2カ月間まで「団体貸出(かしだし)」として借りることができる。一方、どこでも図書館は、図書館職員が、事前に施設側と本のジャンルや冊数などを打ち合わせ、施設に出向いて蔵書を置くため、施設側の手間が省ける。置く本は定期的に入れ替えるので、利用者は、期限内に施設の本棚に返却する。

 市図書館の蔵書は市内3カ所の分館への設置分を含め約26万冊。ただ、場所が限られ、自由に手に取れる開架式本棚には約11万5千冊の設置にとどまるため、蔵書活用と本に親しむ機会の増加を狙い、「どこでも図書館」を企画した。

 この日、サンタクロースに仮装した小嶋隆徳教育長が、図書コーナーを訪問。患者や家族が見守る中、病院職員の子どもを預かる院内のたんぽぽ保育園の園児9人に、絵本を贈り、事業をPRした。

 病院での試行は来年3月31日まで。以降は本事業に切り替わる。対象には、市内の保育園や幼稚園、高齢者福祉施設などを想定している。希望する施設は、中野市図書館(電話0269・26・5841)に問い合わせる。

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