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おもちゃ、高齢者も楽しんで 富士見の団体 無料貸し出し

12月06日(木)10時12分

高齢者も楽しめるすごろく(手前)などを作った「子ども科学遊びクラブ」の赤坂さん

 子ども向けの科学教室を開いている富士見町のボランティア団体「子ども科学遊びクラブ」が、高齢者も楽しめる独自のおもちゃを作り、地域の催しなどへの無料貸し出しを始めた。これまでに完成させたのは、積み木やすごろくなど創意工夫を凝らした約100種。代表の赤坂行男さん(71)は「お年寄りが集まる場で活用し楽しんでほしい」と利用を呼び掛けている。

 同クラブは、子どもに科学の面白さを伝えようと町内の男性3人が2013年につくった。14年から毎年5~11月に丈夫なシャボン玉を作ったり、真水、塩水、砂糖水の判別法を考えたりする教室を月1回のペースで開いている。

 高齢者も楽しめるおもちゃを作り始めたきっかけは16年。「歌や踊りの他にも遊べる物があればいいのに…」。クラブのメンバーが公民館や福祉施設で過ごす高齢者の声を聞きつけた。歌や踊りを楽しむには照れがあり、公民館活動などへの参加をためらう高齢者が少なくないという。

 これまでに作ったのは、こまや知恵の輪といったシンプルな物から、わなを避けながら小型の鉄球をゴールへ転がす迷路までさまざま。入笠山(1955メートル)から見る星空や雲海などの風景写真をちりばめたすごろくは、高齢者から「外出気分を味わえる」と好評で、写真を絵札にしたかるたも人気を集めている。

 赤坂さんは体力が衰えた高齢者でも「『自分でもできた』という達成感が得られるのではないか」と話している。地域イベントや公民館活動などの主催団体に貸し出すことを想定している。問い合わせは町社会福祉協議会(電話0266・78・8986)へ。

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