信毎ニュース

自ら動く、地域の「希望塾」 千曲市戸倉地区の住民 活性化など議論

12月06日(木)10時10分

千曲市戸倉の活性化に向けた取り組みについて岡田市長(右から3人目)に提案した希望塾の定例会=4日夜

 千曲市戸倉地区の区長経験者らが、地域づくりに向けた勉強会「希望塾」を隔月で開いている。住民の自治意識を高める狙いで2016年11月に発足。この2年間で、しなの鉄道戸倉駅周辺の活性化策などを議論してきた。4日夜は定例会に岡田昭雄市長を招き、活性化への取り組みを提案。目指すのは、できることは住民自身が行い、必要とあれば市に提言する―との「協働」の姿だという。

 塾は、元市議の中沢政好さん(79)らが中心となって立ち上げた。現在は約30人が参加する。塾長を務める中沢さんは、人口減少時代に入り市財政が厳しさを増す中、行政ばかりに街づくりなどを頼る時代は終わった―と強調。「住民ができることは住民がすべき時代になった。住民の意識を高めるために、勉強する場を設けた」と話す。

 発足以降、市長や市職員、企業経営者らを講師に招き、意見を交わしてきた。17年11月からは、戸倉駅周辺や、戸倉体育館などの一帯の活性化、人材育成といった内容について、3班に分かれて議論。市に提案することを目標に、勉強や議論を重ねてきた。

 4日夜は、班ごとに提案内容を発表。戸倉駅周辺の活性化策としては、戸倉宿キティパークの桜の間引きや植樹、農産物市場の設置などを挙げた。戸倉体育館一帯については、陸上競技場の新設などを提案した。岡田市長は「行政が考えるのではなく、市民が考えて提案してくれることが大きい」と話した。

 希望塾は、これらの内容を提案書にまとめ、19日に市長らへ正式に提出する予定。中沢さんは「大きなことはできないかもしれないが、協働の取り組みを緩やかに広げていきたい」と話していた。

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