信毎ニュース

商品はカブトムシ 中川に夏季だけの自販機 自然に触れて

7月11日(水)10時29分

自販機の前でカブトムシを持つ竹本さん

 中川村片桐の国道153号沿いで、「カブトムシ」と大きく書いた看板の自動販売機が行き交う人の目を引いている。同村大草の農業竹本義一さん(82)が自宅で羽化させたカブトムシを容器に入れて売っている夏季限定の自販機だ。遠くから買いに来る人もいて、竹本さんは「喜んでくれる人がいれば」と約30年前から毎年行っている。

 竹本さんはかつてブナシメジを栽培していて、使用したおがくずを山や畑にまいていた。そこからカブトムシが大量に出るため、キノコを販売していた自分の直売所で売ることにした。

 現在は村内の農協種菌センターからおがくずを譲り受け、天竜川近くの林や畑にまいている。3月中旬に幼虫を捕り、自宅屋外の水槽で飼育。6月中旬から8月下旬まで徐々に羽化させて自販機に入れている。今年も6月12日から販売を始めた。

 値段は、雄は大きさで異なり最高で300円。雌は100円。ピークの夏休みは毎朝5匹ほど自販機に入れる。竹本さんは「今どき子どもたちはゲームに夢中だが、自然にも触れてほしい」と話している。

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