信毎ニュース

サッカーの環境、ジンバブエに 上田東高がボール寄贈

7月04日(水)10時11分

坂本さん(左)にボールを手渡す西沢主将は「少しでも役に立てればうれしいです」と声を掛けた

 上田東高校(上田市常田)サッカー班は2日、アフリカ南部のジンバブエにサッカーアカデミーを立ち上げる「ジンバブエ侍サッカープロジェクト」を計画している長野市出身の元高校教諭、坂本周造さん(31)に、練習で使ったサッカーボール45個を渡した。ボールの寄贈は2回目で、坂本さんは今回初めて同班を直接訪問。お礼の言葉を伝えつつ、ジンバブエの子どもたちの状況などを説明し、班員たちを激励した。

 前回同班がボールを贈ったのは2015年。坂本さんは当時、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、ジンバブエでサッカーの指導をしていた。17年まで協力隊員を務め、今年は1年間、サッカー日本代表の本田圭佑さんが進めるプロジェクトの一環で、ウガンダ、ルワンダ、ケニアの3カ国の難民キャンプなどでサッカーの指導をしている。

 この日は、練習の前に坂本さんが約60人の班員に向けてあいさつ。「上田東から頂いたボールに、みんなとても喜んでいる。ありがとう」と話し、「ジンバブエの子どもたちはとても過酷な環境で暮らしている。そういう状況を知ってもらい、自分の環境を見直して、貪欲に上を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

 その後、同班の西沢和也主将(18)=3年=が、45個のボールを坂本さんに手渡した。「アフリカで使ってください」と言う西沢主将に、坂本さんは「しっかり届けます」と応えた。西沢主将は取材に「素質があるのに発揮できない人たちがアフリカにはいるかもしれない。ボールを使ってサッカーを楽しんでもらえるとうれしい。いつか一緒にプレーをしたい」と笑顔で話した。

 坂本さんは「今後も上田東高校と交流を続けていきたい」とし、来年3月には同校で講演する予定。自身のプロジェクトに協賛してくれる企業も募っているという。

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