信毎ニュース

そば打ち、若者も学んで 佐久の「研究会」が教室開催

6月13日(水)10時09分

そば打ち教室で、講師の神津さん(右から2人目)の指導を受けながらそば生地を延ばしていく参加者

 佐久地域のそば打ち愛好者でつくる「信州蕎麦(そば)打ち研究会」が今月、佐久市中込の活動拠点「信州そばガキ隊道場」で「そば打ち教室」を始めた。発足3年目。これまでは週末を中心にそば打ちの講習会を開いてきたが、仕事を終えた若者らにもそば打ち技術を学んでもらおうと水曜の夜に教室を設けた。遊休農地を活用したソバの生産にも乗り出しており、原料生産から製粉、人材育成など、活動を活発化させている。

 研究会は、信州そばの文化を継承していこうと2016年に発足。昨年4月、重機レンタル・販売の「上田技研」(佐久市小田井)が所有する中込の倉庫の一室を借りて、「信州そばガキ隊道場」と名付けた活動拠点を設けた。ソバの実からそば粉を作る製粉機と、保管用の保冷設備などを設置。会員がそば打ちの技術を磨くと同時に、会員以外を対象に平日昼や土、日曜日に講習会を開いてきた。

 今月6日に初めて開いたそば打ち教室には11人が参加し、それぞれが5人前の二八そばを作った。研究会会長の木曽茂さん(69)=小諸市御影新田=と、会員の神津忠治さん(66)=佐久市志賀=が講師を務め、そば粉8、小麦粉2の割合で水を加えてこねて丸め、麺棒で均一の厚さに延ばした。

 参加者らは「暑い」「延ばし過ぎた」などと悪戦苦闘しながらも、真剣な表情。打ったそばは試食したり、持ち帰ったりできる。初めてそばを打った会社員の小林敏雄さん(42)=同市岩村田=は「そばを等間隔に切るのが難しかった。持ち帰って早く食べたい」と汗だくになりながら話していた。

 研究会は今年、所有者から承諾を得た佐久地域の遊休農地約15ヘクタールを上田技研に委託して重機を使って耕作。4月にソバの種をまいた。7月中旬ごろに収穫を予定している。

 道場で作られたそば粉は、講習会や教室で使用する他、将来はそば店などにも販売したいと考えている。木曽さんは「打つだけではなく、そばの流通システムも動かしていくことで、地域振興にも取り組みたい」と意気込む。

 教室は毎週水曜午後6時から。参加費は材料費を含め各回2千円。定員は各回10人。問い合わせは同研究会(電話0267・64・5555)へ。

  • 信毎デジタルパスポート
  • 信毎の本オンラインショップ
  • 信毎イベント&チケット
  • 信毎オリジナルグッズ