信毎ニュース

自前ワイナリー、夢いよいよ 小諸の中棚荘、夏にも開設

4月14日(土)10時32分

地鎮祭で自社のワインを味わう富岡正樹さん(手前右)ら

 小諸市古城の温泉旅館「中棚荘」荘主の富岡正樹さん(61)が社長を務める「ジオヒルズ」は今夏、同市山浦にワイナリー(ワイン醸造所)を開設する。2002年からワイン用ブドウを栽培してきた富岡さんは、醸造責任者の三男隼人さん(27)らと共に、自前のワイナリーという長年の夢をかなえる。

 ワイナリーの名前は「ジオヒルズワイナリー」。見晴らしのいい御牧ケ原台地に建てる。木造2階建て延べ約270平方メートル。1階を醸造所、2階を試飲所や売店などとする。9月の醸造開始を目指し、年間1万4千本(750ミリリットル)の製造を見込む。

 富岡さんは20代に新婚旅行でフランスを訪れワインに魅了された。山浦の農園でメルローやシャルドネといったブドウを育て、これまではマンズワイン小諸ワイナリー(小諸市諸)などに醸造を委託していた。昨今のワインブームや、隼人さんが非政府組織(NGO)の活動で5年間暮らしたベトナムから帰国し、ワイナリー兼人材養成施設「アルカンヴィーニュ」(東御市)で醸造を学んだこともあり、開設に踏み切った。

 自前のワイナリーにより、年間醸造本数は現在の2400本から増産し、農園も2倍の約2ヘクタールに広げる予定だ。

 13日は現地で地鎮祭があり、関係者ら約30人が出席。富岡さんは「小規模だが特徴のあるワインを造りたい。ゆっくりと時間をかけてできればいい」。ワイナリーの名前を考えた隼人さんは「ジオ」がベトナム語で「風」を意味することにちなみ、「風に乗せて皆さんの元へワインを届けたい」と話していた。

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