信毎ニュース

大正・昭和の諏訪、色紙で 「すわまちくらぶ」展示

1月13日(土)10時10分

すわまちくらぶに展示されている、伊藤権六さんが描いた色紙

 諏訪市のJR上諏訪駅近くにある市民交流拠点「すわまちくらぶ」は、大正から昭和初期の諏訪市街地の風景が描かれた色紙を展示している。同市清水2で造園業を営み、2010年に98歳で亡くなるまで「植木屋のごんさ」と親しまれた伊藤権六さんが描いた。どこが題材か分からない色紙もあるといい、くらぶは、分かる人は教えてほしいと呼び掛けている。

 「川のある暮らし」「諏訪を語る風景」「染屋と養蚕」など、テーマ別に32枚並べた。商店の外観や共同浴場「平湯」の内部などが描かれている。「林サナギ干場」と題された色紙には、蚕のさなぎからせっけんを作る商店が描かれている。

 一部は描かれた場所が分からず、くらぶスタッフの河原喜重子さんは「昔のことに詳しいお年寄りに来場してほしい」と話している。

 伊藤さんは1993年ごろまで10年かけ、記憶を頼りに同駅前から国道20号鍵之手交差点付近までのかつての風景や出来事を障子紙に描いた。長さ数メートルの巻物とし、13巻仕立てた。

 並行して色紙にも作品を残した。くらぶが15年に巻物を展示した際、伊藤さんの遺族がくらぶに色紙40枚余を託したという。

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