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下山の屋台獅子、完璧ミニチュア 15日フェスで本物と競演

10月12日(木)10時01分

ミニチュア獅子と骨組みを眺める木下さん。尾の部分に取り付けた鮮やかな造花も手作り

 飯田市の中心市街地で15日に開かれる「南信州獅子舞フェスティバル」(実行委員会主催、信濃毎日新聞社など共催)に、ミニチュアの動く屋台獅子が登場する。下山獅子舞保存会(飯田市鼎下山)の会長木下正博さん(69)が制作。全長17メートルほどの屋台獅子が舞うそばで、全長60センチほどのミニチュア獅子も動かし、「共演」させる予定だ。

 下山の屋台獅子は本体部分の高さは3メートル余で、尾の部分が出っ張り、胴体に「くびれ」ができている。ほろは、つむじをかたどった「獅子巻毛(まきげ)」と呼ぶ柄が白地にちりばめられている。

 ミニチュア獅子はこうした特徴を完全にコピー。木の端材と竹ひごで骨組みを作った。ほろは、地元の建築業で保存会員の渋谷幸雄さん(44)の発注で業者が作っている、下山のほろ柄の手ぬぐいを使っている。太鼓、小太鼓の小道具も骨組みの中に配置するこだわりぶりだ。搭載したモーターで前進する。

 制作のきっかけは、7、8年ほど前。渋谷さんの提案で、ティッシュの空き箱で屋台獅子のおもちゃを作る子ども向けの工作教室を鼎公民館下山分館で開いた。当時分館長だった木下さんらが協力し、好評だった。渋谷さんはその後の獅子舞フェスティバルで、このおもちゃの獅子にモーターを搭載したものを何度か披露している。

 渋谷さんは、今回木下さんが作ったミニチュア獅子の出来栄えに「ものすごい細かい作り」と苦笑い。木下さんは「子どもたちが喜んでくれればいいね」と、披露の日を心待ちにしている。

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