信毎ニュース

木曽の91歳安田さん 絵手紙使い便箋セット販売

8月11日(金)11時10分

便箋セットに採用された絵手紙(手前の2列)を前にする安田さん

 木曽町開田高原で地域づくりに取り組むグループ「開田高原倶楽部」が、同町福島の元美容師、安田赳夫さん(91)が描いた絵手紙を使った便箋セットを完成させ、販売を始めた。メンバーの1人が、30年余描き続けている安田さんの絵手紙を気に入り、協力してもらった。

 安田さんは友人からもらった絵手紙を見て「自分でも描いてみたい」と、独学で始めた。主に県内外の5人と手紙をやりとりしており、季節の花や果物などを水彩絵の具で描いている。「受け取った相手から褒められるのが励みになっている」。6年前に亡くなった妻・郁子さんの介護を続けた17年間も、絵手紙を描く間だけは夢中になれたといい、「描けるだけ続ける」と話す。

 便箋セットは、安田さんが描いた1000枚以上の中から投函(とうかん)せずに手元にあった9種類を使い、32枚で1冊にした。リンゴやミカン、イチゴを描き、亡くなった妻の仏前に声を掛けてから茶を置く様子を言葉にしたり、アジサイを描いたり。安田さんは「自分でも驚くほど良い便箋セットになって、感激している」と喜ぶ。

 200円。開田高原観光案内所(電話0264・42・3350)で販売している。

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