それはさておき、ひとまずワイン

ワイン用ブドウの収穫時期

<写真1>昨年収穫の様子

<写真2>坂城町の圃場で9月21日に収穫したソーヴィニョン・ブラン

<写真3>坂城町の圃場で10月1日に収穫したメルロー

 収穫のシーズン真っ只中! 8月後半から、10月後半までの2か月間は生産者にとって、とても大切な時期です。一年の集大成、良いブドウを収穫するためには、どのような日が良いのでしょうか。決定する要素をいくつかあげていきます。

①その年の天候
 温暖な年や晴天の日が続く年は収穫が早くなり、冷涼な年は収穫が遅くなります。ちなみに私の畑では、昨年より3週間も遅くなりました。

②早生品種と、晩生品種
 基本的には、<写真2>のような白ブドウの収穫が早く、<写真3>の黒ブドウが遅くなります。

③標高
 同じブドウ品種であっても、低い位置の畑が早く、高くなるほど遅くなります。

④数値を計測する
 「糖度」「酸度」「pH」を、ブドウを潰した果汁から測り、全てのバランスがいちばん良いところで、収穫日のタイミングです。

⑤食味をする
 実際にブドウを食べ、上記のように「糖度」「酸度」を確かめ収穫日を決めます。また種をかじって、苦味がなくナッツのような味に感じる頃も一つの決め手です。

⑥直前の天候
 最後に、いちばんと言っていい程大切なのは、収穫直前の天候です。雨の日の収穫は、実に水が付いたまま仕込みに入るので、水っぽくなってしまうので避けます。また直前に雨が降った場合にも、地中から水を吸ったブドウの実は同じく水っぽいワインになってしまいます。そのため、多少糖度が上がっていなくても、雨予報の場合、早める場合もあります。逆に週間予報を見て、その後晴天が続きそうな場合、遅らせる選択をします。

 「良いブドウから良いワイン」が造られます。今年は冷夏で雨が多く心配な天候が続きましたが、9月に入り晴れの日が多く、長野県内は良い収穫を迎えられているとの声が聞こえております。私の畑のブドウも、写真の通り良いブドウが収穫できました。長野県の2017は期待して良いヴィンテージになることでしょう。

 さて、今日もひとまずワイン飲みましょうか。

2017年10月10日


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