それはさておき、ひとまずワイン

おすすめワイン本のご紹介

「はすみふぁーむ」代表取締役の蓮見よしあきさん

 東御市のワイナリー「はすみふぁーむ」代表取締役、蓮見よしあきさんがこのほど本を出版しました。『はじめてのワイナリー はすみふぁーむの設計と計算』(左右社、1800円+税)。今回は、そんな蓮見さんをご紹介します。

 実は蓮見さん、とても面白い経歴の持ち主なのです。愛知県生まれで、高校、大学をアメリカで過ごし、その後アメリカ大リーグの職員として働いていました。大リーガーに美味しいワインを飲ませてもらったのがきっかけで、ワインを造りたくなったそうです。

 2001年に帰国し、栃木県のワイナリー「ココ・ファーム」でブドウ栽培と醸造を勉強したそうです。2005年に東御市に移住しブドウ栽培から始め、2010年にワイナリーを開業しています。2007年に東御市で認可された「ワイン特区」を利用し、日本一小さいワイナリーとして話題を集めています。

 「ワイン特区」とは…酒税法で定める最低生産量の3分の1の規模で免許が取れる特別許可区域(構造改革特区)。

 ちょっと難しいのですが…簡単言うと、通常ワイナリーを開設するには年間6000リットルの醸造をしないと(原料確保や設備、販売面まできちんとできるかも必要)認可が下りないのです。しかし、各市町村が「特区」を申請し、国の認可が下りると、その3分の1の2000リットルを造れれば良くなります。これによりハードルが下がり、個人で小規模に始められることが可能になります。

 蓮見さん曰く、「ワイナリーを始めることは決して難しいことではありません。一番必要なのは『気力、体力、持続力』の三つです。これさえあればなんとかなります」。確かにその通りのような気もします。ただどうやって動けばよいのか、どう努力していいのかが分からないところです。

 その疑問に一つずつ答えてくれるのがこの本です。どのように起業し、資金調達をし、設備投資をし、販売するのかを詳しく解説してあります。

 今日本で、自身でワイナリーを立ち上げようとしている方がたくさんいます。私の友人知人にも10人以上の方が近い将来ワイナリー開業に向け、励んでいます。そんな方々をはじめ、蓮見さんのように別業種から参入する方にとっても、指南の一冊となる本です。

 かく言う私も、来年のワイナリー開業に向けて動いていますが、とても勉強になる本でした。そして、こちらの本の「先進ワイナリーに学ぶ」章で、私のご紹介もしていただいております。また、ワインラヴァーにとって、読み物としても楽しい一冊です。皆さま是非ご覧ください。

 それでは今日は「はすみふぁーむ」のワイン飲みましょう。

 ▽はすみふぁーむ(http://hasumifarm.com/

2017年7月11日


バックナンバー

楽しむ

エンタメコラム
特選お役立ちコラム
中島麻希 信州FOOD記
成沢篤人 それはさておき、ひとまずワイン
横山タカ子 暮らしの調味料
東京アート日和
信州スポーツ
信州お天気手帖
今日の運勢
イベント情報
イベント情報投稿
映画館情報
書籍・CDランキング
パズル
グローバルメニュー
  • 信毎デジタルパスポート
  • 信毎の本オンラインショップ
  • 信毎イベント&チケット
  • 信毎オリジナルグッズ