それはさておき、ひとまずワイン

カヌレ

「パティスリー・ロント」さんのカヌレ

小布施町の「パティスリー・ロント」さん(写真:同店提供)

 カヌレ、美味しいですよね。大好きです! 実はこのお菓子、ワインと関係があるってご存知でしょうか。

 正式名称は「Cannelés de Bordeaux カヌレ・ド・ボルドー」と言い、フランスのボルドー地方生まれのお菓子です。ボルドーはワインの名産地として知られていますが、ワインの製造工程でカヌレの材料の一つでもある、卵を使うのです。

 ワインに卵??と不思議に思うかもしれませんが、卵白を使って「コラージュ(collage)」という作業を行います。日本語では「清澄」といってワインが熟成過程を経て、瓶詰めの前に濁りを除くための作業です。ボルドーは特に赤ワインが多く、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった渋味の成分が多い品種が主要になっています。タンニンはタンパク質と良く結合しますので、タンパク質の多い卵白を清澄剤として多く利用します。

 さて、卵白のみワインに使うということは、卵黄が残ってしまします。なんでもひと樽で5~6個分の卵を使うようで、これを使ってできたのが「カヌレ」と言う訳なんです。(昔はワイナリー内で卵を割って使っていたと思いますが、今はワイン清澄用の卵白が売ってるので、それを使います。)

 カヌレとは「溝のついた」という意味で、昔は女子修道院で作られていてたそうです。ボルドーはイギリスに支配されてたので、イギリスののマフィンが元になっているのではという説もあります。

 ボルドーの街にはカヌレ屋さんも多く、カフェに入ると必ずと言っていい程、カヌレが置いてあります。私もボルドーに行ったときには食べてきました! お店によって味わいが違いますし、それ程大きくないサイズですので、ついつい頼んでしまい、1日で5~6何個は食べていました。苦めのエスプレッソとの相性も抜群でした。

 長野県にも私のオススメのカヌレがあります。小布施町にある「パティスリー・ロント」さん。
 (小布施文化観光協会「小布施日和」のページ http://www.obusekanko.jp/enjoys/food/obuse120.php
 こちらの樋田昌朗(とよだ・まさあき)シェフが作る カヌレは絶品です! 外側は良く焼き目がついていて香ばしく、カリッとっとした食感で、中はしっとりとしてジュワーっと柔らかく絶品! ぜひお召し上がりいただきたいカヌレです!

 さて、今日はカヌレをおつまみに、ワイン飲みましょうか。

2017年6月14日


バックナンバー

楽しむ

エンタメコラム
特選お役立ちコラム
中島麻希 信州FOOD記
成沢篤人 それはさておき、ひとまずワイン
横山タカ子 暮らしの調味料
東京アート日和
信州スポーツ
信州お天気手帖
今日の運勢
イベント情報
イベント情報投稿
映画館情報
書籍・CDランキング
パズル
グローバルメニュー
  • 信毎デジタルパスポート
  • 信毎の本オンラインショップ
  • 信毎イベント&チケット
  • 信毎オリジナルグッズ