それはさておき、ひとまずワイン

ワイングラスの持ち方

<写真1>

<写真2>

<写真3>

 先日、講師を務めるワインセミナーで受講者から質問がありました。今回はその時の質問「グラスの持ち方」についてお話ししたいと思います。

 ワイングラスには色んな形があります(2014年4月のコラム「グラスの話」をご覧ください)。どのグラスも脚が長くて上部のボウルが大きく、ワインが入ると重心が上にくるため不安定になります。

 グラスの脚はステムといい、そこの部分を持つ方が多いと思います。持ち方としては、手全体で握るというよりは、<写真1>のように親指、人差し指、中指で優しく持った方が綺麗に見えます。

 私たちソムリエはステムを持ちます。それは「グラスを斜めに傾け外観(色)を見るため」、また「ボウルの部分を持つと手の温度がワインに伝わってしまい、温度が上がり、味や香りが変化してしまうことがあるため」と学びます。

 ただ、マナーとして<写真2>のようにステムとボウルの繋ぎ目の辺りを持つ方が正しいようです。ニュースなどで国際的な晩餐会などの映像を見ると、王族や皇族、政治家の方々はこの持ち方をしています。赤ワイン用のボウル部分が大きいグラスは、こちらの持ち方の方が安定します。

 また、液体の温度を上げたいときは、<写真3>のように包み込むように持ちます。ワインは温度が低いと香りを感じにくいため、このようにして手で温め、温度を上げて香りを確かめます(ブランデーはこの持ち方をします)。

 ワインをグラスに注いでもらう場合にも、マナーがあります。まず、フォーマルな席だと、お客様同士で注ぎあうことはしません。仮にワインがなくなりかけても、ソムリエやサービススタッフに合図したり、声をかけ任せましょう。

 日本の文化では、日本酒やビールなどを注がれるときは、おちょこ(グラス)を両手でもって宙に浮かせますが、ワインの場合は持ちません。テーブルの上で軽くグラスを押さえるくらいでいいのです。サービス側から言わせていただくと、注ぎやすい場所に移動させてくれると、とてもスマートで親切なお客様だと感じます。

 カジュアルなお店は自分たちで注ぎあっても問題ありません。ただその場合でも先にも書いた通り、グラスは持たずに手を添える程度でいいでしょう。ワインは西洋の文化ですので、分かりづらいところもあると思いますが、場面に応じた持ち方を知っておくといいと思います。

 さてさて、今日もひとまずワイン飲みましょう。

2017年4月13日


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