それはさておき、ひとまずワイン

春到来!“旬”のチーズ

ミモレット・ジェンヌ

サラダはピーラーでスライス、サンドイッチはおろし金で削るように

 日中は暖かい日も増えてきましたね。今回は、春の訪れを知らせてくれるチーズとして人気の「ミモレット」を紹介します。

 ミモレットはフランス北部ノルマンディー地方原産。牛乳から造られるハード系のチーズで、鮮やかなオレンジ色が特徴的です。ミモレットとはフランス語で「ミ・モレ(=半分柔らかい)」から来ています。フランスのチーズですが、もともとはオランダから輸入したチーズ「エダム」をまねて造ったと言われています。「写真1」はカットしてあるので少し分かりづらいと思いますが、20cmほどの上下がつぶれたボール状です。

 熟成が2~6ヶ月程度のものを「ジェンヌ」、1年以上熟成させたものを「ヴィエイユ」と言います。ちなみにヴィエイユは「古い」という意味で、ワインにも使われます。「ヴィエイユ・ヴィーニュ(=古木)」から採れたブドウで造られたワインは、ラベルに「Vieille Vignes」(「V.V.」と略されることも)と書いてあります。規定はありませんが、大体樹齢30年を超えた樹を古木と呼び、若木のものより良いワインが出来ると言われています。

 さて、「ミモレット・ジェンヌ」は青カビチーズやウォッシュチーズなどクセの強いチーズに比べると比較的優しい香りと味です。そのため、ワインは軽いフルーティーな白やロゼに合います。柔らかいので、ピーラー(皮むき)で薄くスライスして、サラダやサンドイッチなどに添えて食べる美味しいですよ。カルボナーラなど、クリーム系パスタの仕上げに削りかけてもいいですね。料理にコクをもたらせてくれます。

 長く熟成した「ミモレット・ヴィエイユ」は水分が抜け、ゴロゴロしてくるので割って食べる方がよいでしょう。こちらは白ワインでも、木樽を使ったような濃厚なタイプがおすすめです。私の参考にしているチーズの本に書いてあったのですが、「ミモレットご飯」が絶品だそうです。細かく刻んでご飯と一緒に炊く、漬け卵と青じそを乗せて…。なんとも美味しそうですね!! 私も是非やってみたいと思っています。また、熟成具合により“からすみ”のような風味が生まれてくるので、日本酒の吟醸タイプとも良く合います。

 日本で魚や野菜など“旬”を感じるのと同じく、フランス、イタリアなどチーズを造っている国ではチーズでも季節を感じるのでしょう。ミモレットの他にも「フランスの白カビチーズ カマンベール・ド・ノルマンディー」「イギリスの青カビチーズ スティルトン」「イタリアの羊乳チーズ ペコリーノ・トスカーノ」など、世界各国に春のチーズがあります。皆さんも季節のチーズをお楽しみください。

 さて、今日はひとまずミチーズ&ワイン、日本酒ですね!

2017年3月09日


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