信州お天気手帖

紅葉が進んでいます

 長野県内も、紅葉が進んできました。現在は、だいたい標高1000m以上で色づいて、標高2000m程度にかけて見頃を迎えている所が多く、それ以上高い所では見頃を過ぎてきたようです。どこかの紅葉を観に行かれましたか? 私も毎年、高原から平地まで、様々な場所の紅葉を楽しみに出掛けるのですが、それとは別に気に入っている紅葉があります。それは、まったく観光地でもなく、身近な所、実家の庭の柿の木です。今は、まだ若い木で背も低いですが、たくさんの実を付けていて、紅葉の始まっている葉もあります。

 柿の紅葉は、全体的には赤やオレンジ色になりますが、葉には斑模様もあったり、時々桃色などもあったりして、一枚一枚が個性豊かです。子供の頃は、好きな配色の葉を集めたりもしました。大人になった今は、どんな変わった色が現われているかと、飽きずに観察しています。今年も綺麗に色づいた葉がたくさんありましたよ。

 柿の葉を用いたことわざもあります。それは「柿の葉の早落ちは早雪の兆し」というものです。柿の葉の落葉が早い年は、冬の訪れが早いということを表しています。もう少し詳しく解説すると、落葉が早い年は、秋が寒く、この寒さをもたらしているのは大陸から吹く冷たい風(季節風)です。この風が強まるのも早いため、冬の使者、雪が降り出すのも早いということです。柿農家さんではない限り、落葉が遅いのか早いのかの判断はつきませんが、なんとなく早いかな、というのは観察してみたいと思います。

 また、柿は、すっかり落葉して、実だけが残った姿も、風情がありますね。さらに、一面雪景色となっても小鳥が食べ残した実がまだある姿は、どこか穏やかな気持ちになります。厳しい冬の中、柿の実の鮮やかな色に、温かさを感じるからでしょうか。これからは、そんな風に、柿の木を眺めて季節の変化を楽しんでいきます。

 ちなみに、奈良や和歌山県などで有名な柿の葉寿司がありますが、こちらも紅葉の時期に製造されるものは、紅葉した柿の葉で包んで販売するというお店もあるとか。見た目にもカラフルで食欲がそそられます。いつか購入したいなと思っています。

 さて最後に10月後半の傾向です。天気は秋晴れが少なく、曇りや雨が多くなります。また、下旬は気温が高くなる予想ですが、これは台風の影響と考えられます。ただ、接近するまでは高温でも、遠ざかると北風が冷たくなりますので、寒暖の変化に要注意です。

2017年10月16日


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