信州お天気手帖

お天気散歩in東御市

マツムシソウ

マツムシソウの密を吸うベニヒカゲ

 晴天も多くなりましたが、暑さも落ち着いて、行楽日和が増えましたね。ということで、良く晴れた9月9日(土)、ドライブがてら、初秋を探しに出掛けてきました。

 行き先は、東御市湯の丸高原の池の平湿原です。池の平湿原は、標高2000m付近に広がっており、昼夜の寒暖差が大きいため、本来はさらに標高の高い所に自生している植物をも見ることができるということです。湿原へと向かう手前の駐車場からは森の中を少し下り、その先に湿原が広がっています。遊歩道も整備され、とても歩きやすいので、スニーカーでも十分楽しむことができます。そして、今回のお目当ては、マツムシソウでした。私は、マツムシソウの優しい紫色が大好きで、この色に初秋を感じます。このため、ここ数年続けて池の平湿原に足を運んでいます。

 マツムシソウは、今年も可憐に咲いていました。高原に咲く花ということで、公園や庭先の花のような派手さはありませんが、高原を吹き渡る優しい風に揺れる姿は、楽しそうにおしゃべりしているようにも見えました。写真は、駐車場付近で撮影しましたが、湿原内のマツムシソウは、緑色の植物に囲まれているため、ポッと明るい薄紫色の光を放っているようにも見えました。そして、多くの花には高山蝶のベニヒカゲが蜜を吸いに集まっていました。この蝶は、天然記念物ということですが、人間が近づいても、カメラを向けてもお構いなしに蜜を吸い続けていたので、じっくり固体を観察することができました。大満足です。

 池の平湿原のマツムシソウはまだ見頃でしたが、ガイドの方のお話ではベニヒカゲは成虫が活発に活動するシーズンとしては終わりのほうなので、羽は色あせているとの事です。それでも、平地では見ることはできない、自然の光景に心癒されました。

 さて、長野県内でも晴れた日の朝は気温が下がりやすく、高原では一桁の最低気温となる日もありました。このため、池の平湿原よりさらに標高の高い高原では、ゆっくりと紅葉が始まっているようです。9月の高原は、夏の名残で日差しが強いときは、暑いくらいに感じますし、風は冷たかったりと、体感温度はコロコロ変わります。このため、脱いだり着たりできる服装で、内側の衣類は薄目で汗を吸いやすく、外側の衣類は風や雨を凌げる素材がお勧めです。

 最後に9月いっぱいの傾向です。この先は、18日(月)の敬老の日の3連休頃から、曇りや雨の日が多くなる予想です。県内では、本格的な稲刈りシーズンを迎えますが、天気予報に注意し、作業の予定を立ててください。

2017年9月12日


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