信州お天気手帖

屋根なだれに注意

画像:日本気象協会

 「もう、雪はこのくらいにして!」 里では、そんな声も聞こえてきます。みなさん、今シーズンは、何回雪かきされましたか? 私は3回位でしょうか。特に1月中旬の寒波では、大雪で車が雪だるまになり、掘り起こすのに、1時間もかかりました。この雪もいつか消えるのに、こんなに一気に降るなよ、なんて少しの恨みも感じつつ。でも、生活がかかってくると必死になり、体力以上の重労働になりました。その結果、強烈な筋肉痛にも悩まされ、もうヘトヘトでした。

 現在も北部では平年より雪が多い所があり、野沢温泉は2メートル近い積雪が残っています。積雪が多い状態が続くと、気象台からなだれ注意報が発表されます。なだれと聞くと、イメージは山などの斜面ですが、実は身近でも起こるのです。それは、屋根からのなだれ、「屋根なだれ」です。

 屋根なだれは「落雪」のこと。特に気温が0度以上あり、日差しが強まっている時、雪は緩みやすくなります。絵でも示したように、屋根の雪下ろし中の人が滑って落下する事故があります。雪下ろしは雪の状態に注意し、命綱やヘルメットを装着し、慎重に作業することを忘れないでください。

 さらに気温が7度以上ある時は、雪は緩むというより滑りやすくなり、自然に落雪しやすくなります。このため、建物の際などはなるべく歩かない方が良いです。

 また、軒先からせり出した雪やつららを落とそうと、長い棒などで刺激を与えても、その周辺の雪ごと崩れ落ちることがあります。その量は、地上から見えていた雪よりもはるかに多いこともあります。大変危険ですので、お子さんにも、そのようないたずらをしないよう、注意をしてあげてください。

 屋根なだれは山の斜面の規模ではないから、と考えるかもしれません。ただ、落ちてきた雪の衝撃で強打したり、骨折することがあります。身動きがとれないまま誰とも連絡がつかず、凍死してしまったり、雪に埋もれて窒息したりする恐れもあり、大変危険だということをぜひ忘れないでください。

 さて、この後の県内は、晴れて暖かくなる日も次第に多くなりそうです。降る雪の心配はこれまでより少なくなりそうです。ただ、晴れると雪が緩みやすくなるので注意が必要です。

2017年2月14日


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