信州お天気手帖

深まる秋の気配

 自転車通勤をしていると、この時期、朝晩の少し冷えた風が心地良く感じられます。ただ、信号待ちの短い時間は紫外線を気にして、無意識に日陰を探しています。この日陰、実は真夏よりエリアが拡大していることにお気づきでしょうか。

 これは、太陽の高度が低くなったためです。太陽が最も高くなるお昼前の高度(南中高度)を、夏至(6/22)と秋分(9/23)で比べてみると、秋分の方が20度程度低くなります。つまり、日差しが夏至の時よりも斜めに当たるということです。影の長さを計算すると、夏至より秋分の方が3倍程度長くなります。日陰エリアが拡大するので、通勤時の信号待ちは先客がいても、余裕で日陰を共有できるようになりました。

 冬から春、日本人は光の強さに「光の春」を感じます。夏から秋のこれからは、木陰の伸びに「光の衰え」を感じます。このように光の受け方に敏感なのは、私たちが定住生活する民族だったからだそうです。受動的な感覚が残っているのでしょうね。

 さて、今シーズンはお盆頃から秋雨の影響を受けていました。曇りや雨の日が多く、日照不足も問題となりました。このあと中旬以降の天気は周期的に変わる見通しで、秋らしい爽やかな晴天も多くなりそうです。そんな日の日中は、カラッとしていて布団干し日和。一方、朝晩はやや冷えるので、布団の厚さを調整し、寝冷えなどに注意してください。

2015年9月08日


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