信州お天気手帖

小さな秋の訪れ

 旧暦では立秋となり、暦の上では早くも秋となりました。立秋以降の暑さを残暑と表現しますが、まだまだ暑さは厳しく、中旬いっぱいはシーズン最高気温を更新する地点も多いのが現状です。

 そんな厳しい暑さの中でも、季節はゆっくりゆっくり進んでいます。身近な所では、蝉の声に混じったコオロギなど秋の虫の声、赤とんぼの飛ぶ姿。そして目線を空に移すと、空は地上よりも早く秋支度を始めています。
   
 それは雲の形の変化です。夏は地上と上空の温度差が非常に大きくなり、このため上下の対流が起こり、背の高い雲、入道雲などがわきあがります。一方、秋になり、暑さが落ち着いてくると、上空との温度差も小さくなり、対流が起こりにくくなるので、薄い雲が多くなります。その代表が刷毛で書いたような巻雲です。入道雲に混じって巻雲などがみられる際は、秋への進みということになります。

 まだ夏の雲の割合が圧倒的に多いのですが、秋の雲が浮かんでいる日もあります。この夏と秋の雲が同居をはじめた頃の空を「行合(ゆきあい)の空」と呼びます。「行合い」には出会うという意味があります。夏の暑さと秋の涼しさの出会いということになりますね。

 空を眺めて一足早く秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

2015年8月08日


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