暮らしの調味料

待ち時間

塩豚ハム

香水の瓶

朴の花

 「桃栗3年、柿8年、柚子の馬鹿野郎23年」が定説。それに加え、「美女30年」とも。何事も一朝一夕にはできないことはわかってはいるのだけれど。「美女30年」には苦笑する。「今の自分は30年前に食べたものでできている」と、ある科学者の言葉だ。体に良いものを食べ続け、ようやく30年経って美人になれるというわけ。人間も果実の実る木も、待ち時間は本当に長い。

 2004年に木曽へ朴葉餅を教えてもらいにうかがった折、どうしても朴の木が欲しくて、小さな苗木を譲っていただいた。「大きくなって困るから庭の一番隅っこに植えるんだよ」朴葉餅の師匠に言われたのだが、心配で毎日見守れるリビングの真ん前に植えた。すくすく伸びて5年ほどで、餅が包める大きさに成長。2階まで届き、秋には毎年、植木屋さんに上を詰めてもらっている。なのに、あの神々しい花は咲かない。この狭い土地では駄目かとあきらめていたのに、今年は咲いた、ついに咲いた。二輪だけ。庭全体が芳しく、感激。朴の花の待ち時間は何と13年だった。

【写真上】塩豚ハム
 私の十八番(おはこ)料理。加工品は滅多に買わないので手作りとなるが、どんな来客でも喜んでくださる。材料は、豚と塩だけなので、素材が大切。私はいつも松代のJA信州豚。塩は新潟県村上産。豚に対して3.4%の塩をもみ込み、一晩おいて焼くだけ。

【写真中】香水の瓶
 普段は香水もマニキュアも使わない。なのに、ホーチミンを旅した時に、ベトナムだけあって、フランス製で、瓶の美しさに一目惚れ。“白い”という意味のフランス語で書いてあるらしく、透明の液体が入っている。たまに、これまた、美しいふたを開けて匂いを確かめ定位置に。そのたびに、ホーチミンがよみがえる。「うーん、いい匂い」と。

【写真下】朴の花
 2階のテラスからみたところ。午前中は半開き。午後に全開する。1週間で終わった。

2017年6月01日


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