暮らしの調味料

たらの芽天ぷら

台所のにんじん畑

月遅れの端午の節句

玄関の黄色い山吹

 今年の春は、訪れがいつもの年より少し遅めだった。よって山菜の時期も遅れ気味で土の中に入る時間が長い分だけ、おいしさが深まっている。待ちに待ったたらの芽が手に入った日は「今夜はたらの芽の天ぷら」と、思うだけで元気が出る。「とても単純な私」と、自分で自分を笑いつつも、これが心の調味料、「安上がりでいいじゃない」と、夕食作りに向かう。

 たらの芽はまず、洗ってすぐボウルに入れる。油の中でその水分が跳ねないように、粉を全体にふる。たらの芽150グラムに、粉(もちろん地粉)大さじ2程度。そこに、もう大さじ1の粉を加え、さらさらした粉がなくなるように、少々の水を加えれば、揚げるだけ。油は言うまでもなく、地元の菜の花一番搾り。天ぷらと言うと、卵に、水に、粉にと、いろいろな比率があるけれど、卵は不用、割烹じゃないんだから、とばかりにこの方法。たれだって自家製、4対1対1、だし、みりん、しょう油で作り、好みでちょっと薄め、大根おろしたっぷりで。さあ、食べよ。


【写真上】台所のにんじん畑
 雪下にんじんを地場産コーナーで購入。冬の間、雪の下でじっとうまみを蓄えながら越冬したにんじんの何と元気なこと。上をチョンと切って水に入れても、まだぐんぐん芽を出す、たくましさ。つまんでみそ汁に浮かせても香りたっぷりで、畑直送の味。

【写真中】月遅れの端午の節句
 小判草と、山吹の白い花をいっぱいに、その下に金太郎の人形を添える。生命力の強い二つの花の下で、赤く頑張っている。

【写真下】玄関の黄色い山吹
 庭にはびこる山吹を、大きい壺に入れる。30年も昔、転勤先だった上田からほんの一株移植したもの。植物は人間より長生きで、年をとらないなと、華やかな黄色を見て思う。

2017年5月15日


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