暮らしの調味料

蕗(ふき)再び

根曲りの鯖汁

目高(めだか)の鉢

うこんのご飯

 蕗が地場産コーナーに出回り始めたころから、待ってましたとばかりに買い求める。根っからの蕗好き。妊娠中に一番食べたかったのが、蕗。「お安いこった」とばかりに、自分で安価なことにほっとしながら、せっせと煮ては食べたことを思い出す。煮物に前回の炊き込みご飯やみそ汁の具、酢の物やサラダにもぴったりで、幅広く使える。ありがたい野菜である。

 よく塩で板摺(いたずり)してからゆで、皮をむく。というやり方のレシピがあるが、ゆでこぼしてしまうと、香りとあの苦味の味が抜けてしまう気がする。最近は、一気に生のまま皮をむいて食べよい長さに切ったら、たっぷりの水で二度洗うだけで、煮物にしたり、ゆでて酢の物にしたりで、満足の仕上がりになる。

 昔ほど、野菜に力がなくなったのか、土が頼りないのか、それほどの灰汁(あく)を感じなくなった。灰汁も身のうち、と思いつつ、適度に味わうことにしている。

【写真上】
 まさに今の季節。貴重な根曲り竹をいっぱい入れて、鯖缶の水煮とともにみそ汁に。先人の食生活はすごいなと、いつも思う。味が淡白な竹に出汁がいっぱい出て、タンパク質も摂れる鯖缶を入れるなんて。おまけに発酵食品のみそでまとめ。

【写真中】
 ようやく戸外で、目高が元気よく泳げる季節になった。水草も目高も、冬中、家の中で冬ごもりしていたけれど。花の種をまいたり、目高の「すいすい」を見たり、私にはとても効く暮らしの調味料。
 
【写真下】
 1合の米に、小さじ1のうこん(ターメリック)を入れて炊くと、黄色のご飯になる。うこんは肝臓の薬とのこと。そこに、菜の花をいっぱい混ぜ込む。菜の花油でさっと菜の花をいため、薄口しょう油と黒こしょうで。

2015年6月15日


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