暮らしの調味料

伽羅蕗(きゃらぶき)

漬物だる

楓がいっぱい

古皿

 先日のラジオ・オンエアのメニューは、蕗(ふき)の炊き込みご飯。スタジオで若い女性に聞かれる。「どうして、キャラブキって言うんでしょう」と。「伽羅って香木、知ってる? 」と私。聞いたことはありますが、見たことはないです、と。「キャラブキと、伽羅が似ているからよ」と答え、家で早速調べる。いわく、蕗の茎をしょう油で伽羅色になるまで煮しめた料理-とある。

 私の答えは正解なようでちょっとニュアンスが違うような。「伽羅とは最上級の香木でありながら「良いものをほめてほめていう語」という意味もある。「伽羅女(め)」は、美人、美女だそうな。何だか、伽羅蕗を思い出すと、決して色白な女性のようには思えないのだが。

 それはさておき、蕗の炊き込みご飯の作り方。蕗の皮をむいて細かい小口切りにして水で二度洗う。酒と水少々で煎り煮をしてから、同じく切った油揚げと一緒に米に入れる。米2合に対して、薄口しょう油大さじ1、塩小さじ1/2、昆布細切り10センチでおいしい初夏のご飯、出来上がりです。
 
【写真上】
 野沢菜に沢あんに、いろいろな越冬漬物の季節が終わった。沢あんは、糠ごと小分けして冷凍庫へ。一年中、薄切りにして食べられる。野沢菜の冷凍はおいしくないので、食べきることにしている。「ありがと、ありがと」とたるを洗い、空気を通し、秋までお休み。

【写真中】
 マイマイガにもめげず、庭の楓が葉を青々と広げてくれた。枝をたくさん切って家の中で楓の森を眺める。緑一色がなんとも薫風を思わせ、うれしくなる。

【写真下】
 大きい古物の皿。柄が桜に牡丹に小鳥と、大胆に描かれている。黄緑の地に青で花や鳥が舞う。桜や牡丹はもう少し前の季節なのだけれど、色が初夏を思わせる。前に菖蒲(あやめ)の干菓子を置いて、初夏のしつらえに。飾っても楽しめる皿は少ない。

2015年6月01日


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