暮らしの調味料

備えの水

朴葉、柿の葉

玄関の紅葉

蜂の子

 「ついにきてしまった」「やっぱり」。先日の震度6弱の地震。被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。秋には、御嶽山の大噴火もあり、「災害は忘れたころにやってくる」どころではない。今度は、このあたりかな、と、びくびくはしていたのだけれど。現実に大揺れがやってくると、被災地の皆さんの悲しみが身にしみる。

 いろいろなところで、防災への備えや、品目リストが発信されている。中でも、私が一番大切にしているのは、「水」。毎晩、大き目のやかんに水をいっぱいにしてから床につく。それに、湯船の残り湯も流してしまわないようにしている。
祖父母も、両親もそうだった。今のように不凍栓ヒーターもなく、冬の朝、水道の水が出ないのは当たり前。そんなときは、お湯を沸かして凍みを溶かし、一日が始まった。「備えの水」「安心の水」だった。

 ペットボトルの時代だけれど、私には、その水道水がやかんに入っていないと、不安になる。無事に朝を迎え、まず、その水から一日が始まる。「今朝もこの水が使える」と、おまじないのように。

【写真上】朴葉、柿の葉
庭の朴葉がなめし皮のようなつやをかもして、はらりと大げさに落下し、一晩霜にあたると、もう大丈夫。拾って朴葉焼きやお皿代わり、また、天然のラップにと、台所で大活躍する。冬の間は飾りながら少しずつ使っていきます

【写真中】玄関の紅葉
大きな鉢には、庭の錦木、野いばらの赤い実、洋種山牛蒡(ごぼう)の黒い実をどんと入れる。夕方、西日が差し込むと色は冴え、本当に美しい。秋の楽しみ。

【写真下】蜂の子
素晴らしい蜂の子を巣ごといただく。「それ急げ」とピンセット片手につまみ出し料理する。フライパンで炒って少しの塩にバター。あるいはみりんとしょう油をはらり。ご飯に混ぜたり、酒の肴にしたり。何とおいしいのか。残った巣の造形美に申し訳なさと一緒に野菊を添え、ずっと眺めている。

2014年12月01日


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