暮らしの調味料

サプリメント

あけびの実

屁屎葛(ヘクソカズラ)

赤大根の漬物

 笑いましょう、歩きましょう、免疫力を上げましょう、ふくらはぎをもみましょう。油を替えると病気が治る、3日食べなければ長生きする、など。これはすべて、新聞広告の本のキャッチフレーズ。これだけ忠実に実行していると、残り少ない人生終わっちゃうなあ、と思いつつも、「そうなんだ」と頭の片隅に残ったりする。テレビコマーシャルにはサプリメントが多い。私だって、元気なまま、「死ぬまでトイレに行けるご飯」をと、考えているのだけれど。

 長寿の日本になって、まして、男女ともにトップの座に就いた信州。年々健康ブーム。健康にしか関心がなく、お医者さんのごとく、病気について詳しい人が多い。そんな人と話をすると、ちょっとおびえる。私は、体に悪いことをしているなあ、と。

 先日、友達に誘われ、大手の出版社から長寿に関する本を出した先生の講演会に出かけてみた。「うん、納得、なっとく」と聴き終わったら、先生、最後にサプリメントを取り出した。えっーと、途端に興ざめ。何を、だれを信じていいのやら。信州の長寿お年寄りに学ぶのが一番ですよね。「私のサプリメントは野菜、野菜」とせっせと食べているところ。

【写真上】あけびの実
 我が家に実った白あけびの実。松本の老舗菓子屋は毎年、季節限定の「あけび」という名前のお菓子を販売。緑の皿に一緒に盛ってお客さんに「どうぞ」と、薦める。このお菓子、種の部分が粒あんになっている。もう一つ、生を食べても、どちらでも。今、だけの楽しみ。

【写真中】屁屎葛(ヘクソカズラ)
 まったく、かわいそうな名前の多年草である。花はささやかなピンクでかわいいのだが、全体にどうも悪臭が漂う。だから、こんな名がついたんだろう。秋になり、路傍で黄金色に輝く実は、とても美しい。どんなに嫌われても、たくましく実るのがけなげ。悪臭も少なくなって、電器の笠に巻き付け、夕方、電球をつけると、再び黄金色を放ってくれる。

【写真下】赤大根の漬物
夏の間、1、2時間で漬かり上がる糠漬けを毎日食べた。もう、きゅうりもなすもないので、糠床は来春まで休眠となる。先日、野沢菜の切り漬けを食べた。「おいしい」と思うと同時に、なぜかほっとする。今日の赤大根は、2%の塩漬けにしてから、ぬき粕に漬けたもの。漬けた方が一層、色鮮やかになり、食卓で紅葉を観る思い。白い野菜は、はやとうりで紅白に。

2014年11月01日


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