暮らしの調味料

百日草

「虫」を作って

炊き込みご飯

小さな柿

 私の花畑は、百日草だらけ。この花が大好きです。もう20年前に、近所の年輩の方から、この種をいただいて以来、毎年、同じ繰り返しを楽しんでいます。それこそ、大昔、私の幼いころは、大嫌いな花だったのに、古里を離れて、大人になったとき、「両手に抱えるほど、ほしいな」と、思うんだから、この変化は何だろう。でも、原産は何とメキシコなんですって。とても日本風なのに「あなたはメキシコさん(産)でしたか」と、驚き。

 最近は種という種が端から外国産のF1種。一度その種を買って蒔き、秋、種取りをして来春、蒔いても、同じ花が咲かないという仕掛けになっていますね。何てことか。

 そこへいくと、私の百日草は毎年、同じ花を咲かせる優れもの。開花期の長いこと、少雨の酷暑にも、葉だけうなだれながら、我慢の姿で持ちこたえてくれます。何より「百日草」の名前がいいですね。長寿日本一の信州、百歳までの人生も珍しくなくなりましたが、「百」にあやかりながら、ずっと毎年、蒔いては咲かせられますように。

【写真上】「虫」を作って
昔は、こうろぎが黒くぴょんぴょんはねる姿が見られたのに、最近、見たことがない。でも夕方、大音響で鳴いてくれるいろいろな虫たち。すすきの葉で作った虫を篭に入れ、ブリキで出来た虫も一緒にしつらえながら、外の音を楽しみます。

【写真中】炊き込みご飯
秋は、炊き込みご飯の回数が増えます。栗、むかご、かぼちゃ、さつま芋、里芋、秋刀魚(さんま)など、その中の代表がきのこですね。香りと、ぬめりとを味わいながら。箸置きは熊手形で。

【写真下】小さな柿
直径3センチほどの小さな柿を枝ごといただきました。「まあ、うれしい」。「誰も食べないの」と言うのだけれど、小さな柿は飾ると、とてもいい姿。南から届いたすだちの緑を足元に置いて、秋の色を堪能。毎日、一つ、二つと食卓でいただきながら。

2014年10月15日


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