暮らしの調味料

本物の春

花の季節のうたげ

花餅

 早朝からビルの中で仕事。「はーい、終わりました」とばかりに外へ出る。「花冷え」の言葉通り、朝晩の寒さは暖房が必要なのは当たり前。しかし、西陽の温もりに、「わあっー 本物の春だ」と、一人浮き立つ。仕事帰りの解放感と満足感。自称、専門は主婦と思っている私に、家の外に仕事が与えられたうれしさも加わって、西陽を体中に浴びる。

 これだけの条件がそろうと、私の暮らしには、充分過ぎる調味料。今日、一日の味付けは、濃厚なのに花屋へ寄り道したくなる。花屋も一気に活気づいてきたものね。洋花、花木から小さな鉢植えが所狭しと並び、「連れて帰って」と訴える色とりどりのクリスマスローズ。それらの花に微笑みながら、今夜のメニューは、小川のせせらぎから摘んだクレソンによもぎの芽と、決めながら「さて、家に帰ろう」。

【写真上】
一重の桜が散り、今は八重桜満開。散ってしまった桜をもう一度、障子に咲かせました。色紙を花びら型に切り抜いて。満開にしないところがこつ。「あら! どこから花びらが飛んできたのかしら?」のささやかさがいいのです。

【写真中】花の季節のうたげ
日本酒に桜のさしす漬けで花びらを浮かせて。菜の花を鯛で包んで。ともに昆布〆。箸置きも「花」の文字。

【写真下】花餅
餅にすみれ(生)、桜のさしす漬けを載せ、あんこを添える。

2014年5月01日


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