暮らしの調味料

志そまきとうがらし・その1

志そまきとうがらし

地元の金ごま

丸なす

 旅の目的。たった1日の日帰りであっても、泊りであっても同じこと。私の場合、それはご当地の食べ物にある。二度目の日光で、二つの漬け物を購入した。一つは「志そまきとうがらし」。15センチもある細い巻き物が10本入りで650円。家に帰って広げてみると、大きい紫蘇の葉2枚で、種を抜いた唐辛子をくるくるとしっかり巻いてある。添えてあった由来の文によると、「青い唐辛子がべっ甲色になるまで塩漬けにし、特別な種類の紫蘇の葉は2年間塩漬けにした後、1本1本ていねいに手で巻く」とある。

 そうだろう。この美しさは、手作業でなくては仕上がらない。細かく刻んで食べてみると、塩辛く、さほどおいしい、と言えるものではないが、日光修験者が体を温める耐寒用として愛用したことから起こったとのこと。辛さで温もり、塩分で食は進んだと想像できる漬け物だ。信州は、紫蘇も唐辛子も豊富。まねして漬けてみる価値はありそうと、来年の夏の楽しみとなった。

【写真上】志そまきとうがらし
 大きな紫蘇の葉を広げてみると、縦15センチ2枚で巻かれていた。中身の唐辛子は5センチほどのわずかなものなのに、食べると辛さいっぱいとなる。上の細いものが巻き上がりの製品。

【写真中】地元の金ごま
 最近は国産のごま入手もままならない中、知り合いの農家が金ごまを作ってくれる。毎年、1升瓶で購入。細い口の瓶に入れておくと、虫がつきにくい。とてもありがたい金の粒。

【写真下】丸なす
 ピカピカの地元丸なす。この美しさは何?と言いたいほど。さて今夜は、「しんやき」「鉄火」「蒸しなす」「煮物」「みそ汁」。山ほどあるメニューがぐるぐる回り、全部食べたい。早く食べないと、季節が遠くへ行ってしまう。

2017年10月01日


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