お店情報
お気に入り!このお店 古本カフェ のらっぽ


東御市海野宿の街道沿い、幕末に質店として建てられた築160年の大きな日本家屋は、なかに入るとひんやり涼しく感じます。「コーヒー一杯で何時間でも、ここにある本を読んでもらって構いません」と、のらっぽ店主の奥村誠一さん。
定年退職後、景色や暮らしやすさが気に入って東御市に移住。自身が好きで手に入れてきた本が増えてしまい、「どうにかしないと、と思いまして。好きな人に読んでもらおう、好みの本を見つけてもらおう」と、昨年7月に古本カフェを始めました。
本のジャンルは映画や写真、美術工芸、山と自然などが中心。土間と和室にある本棚には2500~2600冊、さらに2000冊近い在庫があるそうで、なかにはマニア垂涎の一冊も。レトロな雰囲気に合う机と椅子が、土間に1卓、和室に3卓置かれています。
本を買いに来た人、観光で海野宿を訪れひと休みしたい人など、いずれも歓迎ですが、最近は奥村さんと趣味を同じくするリピーターも増えてきたとのこと。
アイスコーヒーは注文が入ってから豆を挽いて淹れるので、アイスでも香りが立ちます。ミントティー(各400円)もさっぱりとしてお勧め。飲み物にはサービスで英字ビスケットがついてきます(懐かしい~)。
〝のらっぽ〟は怠け者という意味で、「だって週2日も休むし冬眠もするし(笑)」と奥村さん。押しつけず、無理をせずの自然体が、居心地のいいお店です。
※車は海野宿の無料駐車場へ止め、散策がてらどうぞ。
■住所:東御市本海野1030
■電話:090-4161-3200
■営業時間:だいたい10・30~16・30
■休日:(火)(水)と冬眠の季節(12月第2週~2月末ごろ)
※記事中の情報は掲載日時点のものです(提供:週刊うえだ 2017年8月19日号掲載)。
住所 | 東御市本海野1030 |
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掲載紙 | 週刊うえだ |
掲載日付 | 2017年08月19日 |