信州FOOD記

信州59年醸造会、通称「59醸(ゴクジョウ)」

5蔵それぞれの銘柄の「59醸シリーズ」 (C)Mohey Ooigawa

これから信州の日本酒業界を背負っていく「59醸」メンバー (C)Ryusuke Nagaoka

それぞれの蔵で仕込んだお酒。違いを感じてください

 みなさん、日本酒はお好きですか? 長野県酒造組合によるとここ信州には81軒の酒蔵があり、この数は国内では新潟に次ぐ2番目の多さだそうです。しかし、全国の日本酒の消費量は昭和48年の176万キロリットルをピークに減少の一途をたどり、現在は約60万キロリットルにまで落ち込んでいます。

 この状況に、5人の精鋭が立ち上がりました。それが「信州59年醸造会」、通称「59醸(ゴクジョウ)」です。   59醸は、昭和59年度生まれの酒蔵の跡取り5人で構成さえるユニットです。メンバーは、
 飯山市の角口酒造店の6代目、村松裕也さん
 長野市の西飯田酒造店の9代目、飯田一基さん
 長野市の東飯田酒造店の6代目、飯田淳さん
 中野市の丸世酒造店の5代目、関晋司さん
 上田市の沓掛酒造の18代目、沓掛正敏さん。
 同じ時代に生まれ、思いは違えど、衰退の一途をたどる日本酒業界をそれぞれの思いで見つめてきた5人です。

 「長い歴史の中、日本人に親しまれてきた日本酒を多くの人に好きになってほしい。そして伝統ある日本酒の文化を次世代に繋いでいきたい」。村松さんの声がけで集まった5人は、そんなコンセプトでユニットを結成。「この年代だからできるモノを生み出そう」と、それぞれの蔵で醸造したお酒をリリースすることを計画しました。

 初年度、醸造する上での決まりごとは二つ。
 ①酒米は「美山錦」を使うこと
 ②精米歩合は59醸にちなんで59%とすること
 この決まりのもと、各蔵がそれぞれオリジナルのお酒を仕込みました。

 それぞれ、酵母、仕込み水、作り手の違いがどうお酒に表れているのか? それは飲んでみなければわかりません。きっとそれぞれの個性が溢れるお酒が醸されているのではないでしょうか。

 仲間でもあり、ライバルでもある5人。蔵での立場も管理者、作り手、それぞれです。この59醸の活動を通じて、それぞれが何を感じ、どう活かしていくのか。「とてもドキドキしている。59醸での活動を蔵の経営に生かし、長野発で全国に発信していきたい」と沓掛さん。それぞれの極上の未来に向かって「59醸」の活躍がとても楽しみです。

 「59醸シリーズ」は5月10日発売。数量限定のため、見つけたら幸運です。ぜひ飲んでみて5人の意気込みを感じてください。

 ▽59醸のWEBサイトは http://59jo.com/ 

2015年5月10日


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