信州FOOD記

黒部ダムカレー

ダム展望台から望む黒部ダム

黒部ダムレストハウスの「黒部ダムカレー」

扇沢レストハウスの「アーチカレー」

 2014年も、もう半ばの6月。年々時間の流れが早く感じるようになってきました…。

 さて、今回は、昨年完成50周年を迎えた黒部ダムに行ってきました!ダム完成の翌年に開通した「関電トンネルトロリーバス」も今年50周年。記念のラッピングバスを見ることもできます。

 富山県の立山町に位置する黒部ダムは、ダムに貯えられた水を利用している発電所が黒部川第四発電所(黒四)であることから、黒四ダム(くろよんダム)とも呼ばれています。所在地は富山県ですが、富山側だけでなく、長野県大町市の扇沢からトロリーバスでアクセス出来るため、信州の観光スポットとしても有名です。

 人里離れた、山岳地帯にあるこのダムはの工事は苦難を極め、関わった人の数は延べ1000万人以上。その壮絶なまでの様子は何年か前にテレビでも大きく取り上げられました。殉職者は171人にも及び、その御霊を弔う慰霊碑も掲げられています。

 今では年間約100万人の観光客が国内外から訪れる黒部ダム。3000m級の山々に囲まれた立山連邦の中にあるこのアーチ式ドーム越流型の黒部ダムの堤高は186mと日本一を誇り、堤頂幅も492mとまさに世界レベル。トロリーバスを下りて、220段の階段を上がったところにあるダム展望台から見える景色は圧巻です。今月下旬からは観光放水も始まるのでその迫力も増すことでしょう。

 さて、この黒部ダムを中心とした大町市に、ダムをモチーフにしたご当地グルメがあるのをご存知ですか?

 ダムのアーチを型取った「黒部ダムカレー」です。もともと、昭和40年初頭から扇沢(現在の扇沢レストハウス)で発売されていた「アーチカレー」が元祖で、2009年に大町市が地域振興を目的に「黒部ダムカレー」という名称で開発しました。当初は7店舗が参加してスタートした「黒部ダムカレー」、今では「黒部ダムレストハウス」、「扇沢レストハウス」、「くろよんロイヤルホテル」の“本家黒部ダムカレー”を中心に、大町市内約20店舗で食べることが出来ます。

 「お米をダムの堰堤の形にすべし!」
 「カレーのルーは必ず堰堤の内側に流し込むべし!」
 「カレーのルーの上に遊覧船み見立てたトッピングを乗せるべし!」
 ――など、いくつかの「掟」がありますが、その姿や味はお店によって様々。“自分の好みの黒部ダムカレー探し!”なんていうのも楽しいと思いますよ。

 今回、私が黒部ダムレストハウスで食べたものは、ダム湖の湖面の色をほうれん草を入れることで表現していました。レストハウスの窓側の席からはダムを眼下に観ることができるので、ダイナミックな観光放水を眺めながらチョッピリ辛目の黒部ダムカレーを是非食べてみてください。

【写真上】ダム展望台から望む黒部ダム
黒部ダム駅から220段の地中階段を登ると「ダム展望台」があります。ここからの眺めは圧巻。

【写真中】黒部ダムレストハウスの「黒部ダムカレー」
黒部ダムレストハウスの黒部ダムカレー。ほうれん草のペーストでグリーンの湖面を表現。ポテトサラダは放水を、キャベツの千切りは水しぶき、らっきょうはコンクリート壁、ヒレカツは流木とガルベ、パセリは対岸の木々を表現しているそうです。甘さと辛さが混在する味。

【写真下】扇沢レストハウスの「アーチカレー」
黒部ダムカレーの元祖、扇沢レストハウスの「アーチカレー」。変わらぬ味を守り続けている。黒部ダムレストハウスのものよりも辛さは控えめです。

■黒部ダムカレーオフィシャルサイト
http://www.kurobe-dam.com/damcurry/index.html

■黒部ダムオフィシャルサイト
http://www.kurobe-dam.com/index.html

<黒部ダム 観光期間(2014年)>
4月16日~11月30日
<黒部ダム 観光放水期間(2014年)>
6月26日~10月15日

2014年6月10日


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