浅見帆帆子 未来は自由!

私なりの悟り!?

2018年6月11日

 

 この数週間、数年に一度あるかないかという「怒涛の忙しさ」が続きました。

 いつもより少し仕事のスケジュールが立て込んでいる、いつもより少し家族のイベントが多い、いつもより少し夫婦で出席する用事が多い……というところへ、以前から考えていたことがいくつか形になり、合わせるとものすごい忙しさとなっていたのです。

 「忙しい年回り」というのはたしかにあるもので(前回は4年前でした)、仕事だろうとプライベートだろうと、すべてが活発になるのでしょう。

 多くのことが重なると、ひとつひとつはとても楽しいことでも、だんだんと「ただのこなし作業」になっていきます。どれも自分が望んだもの(考えた結果、引き寄せたもの)であるはずなのに、無事に早く終了することを目指して、ひとつひとつを味わっていないことに気付く……楽しめていないことがストレスになっているのです。

 そんなとき、オフィスのミニ引っ越しがありました。どうしてこんなに忙しいときに……と、超スピードで棚を片付けていたとき、ある一段だけ、ものすごく上手に片付いた場所がありました。ゲームの「テトリス」のように、上下左右にみっちりと完璧に物が納まり、しかも取り出しやすく、色合いまで芸術的に整っていて、思わずスタッフに見せたほどでした。

 ショーウィンドウ的な完成度の高さでものすごい充実感を味わったとき、「こなし作業」だった引っ越しが、突然楽しいものに感じました。本来私は、このようなインテリアにまつわる作業全部が好きだったのです。この引っ越し自体、私が望んだ結果の理想的な動きで、これが決まったときはとても楽しみにしていたものだったのです。

 「忙しくても自分の楽しみを見つける、生活を楽しむというのはこういうことだな」と思いました。

 本当に忙しいと、コーヒー一杯飲む時間すら確保するのが難しくなります。好きなことをするために時間を確保するのではなく、その作業自体を楽しむ、面白くなるように工夫する……すると実は、それがものすごい充実感につながっていることがわかります。

 「どんなことをしていても悟れる」というどこかの偉いお坊さんに聞いた言葉を思い出し、私なりの小さな悟りだな、と思いました。(407回、毎週月曜に配信)

☆浅見帆帆子(あさみ・ほほこ) 著書に『あなたは絶対! 運がいい3』(廣済堂出版)など累計部数450万部を超す作家・デザイナー。メルマガ「浅見帆帆子の宇宙につながる話」が「まぐまぐ大賞2017」「こころ部門」で1位を受賞。公式HP:www.hohoko-style.com


バックナンバー

楽しむ

エンタメコラム
特選お役立ちコラム
中島麻希 信州FOOD記
成沢篤人 それはさておき、ひとまずワイン
横山タカ子 暮らしの調味料
東京アート日和
信州スポーツ
信州お天気手帖
イベント情報
イベント情報投稿
映画館情報
書籍・CDランキング
グローバルメニュー
  • 信毎デジタルパスポート
  • 信毎の本オンラインショップ
  • 信毎イベント&チケット
  • 信毎オリジナルグッズ