音楽玉手箱

<大ヒット盤> 蒼井翔太『Eclipse』 かつての儚さから想像できないほどの成長を感じる

2018年6月13日

 蒼井翔太『Eclipse』

 アニメや舞台でも確かな実績を持つ男性の9thシングル。かつての淡雪のような儚い存在感からは想像できぬほどの成長を感じさせる一作だ。

 表題曲はアニメ『デビルズライン』のオープニング曲で、暗黒の中からも愛や生命を見出したいと願うハードロック。Elements Gardenらしく重層的に展開する難曲を、激しくシャウトしたり、低い声で呻いたりと、蒼井が全身でその世界観を体現している。LUNA SEAや黒夢など大御所バンドのファンも気に入りそう。

 カップリングは本人詞曲によるバラードの『I am』と、唐沢美帆が作詞を手がけたR&Bテイストの『Distance』を収録。どちらも高音の歌声が特長的だが、前者はより繊細な部分、後者は溢れる愛しさを巧みに使い分けていて、まるでミュージカル内の異なる場面のように表現が豊かだ。

 DVD収録のメイキングは、小型犬が擬人化したような可愛さ全開のトークで、退廃的な世界を描いたミュージックビデオとのギャップはある意味衝撃的。本作を堪能すれば、自分の中にも未開の才能があるのではと疑いたくなるはず。

(キング・CD+DVD 初回限定盤1800円+税)=臼井孝


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