音楽玉手箱

<大ヒット盤> 福田こうへい『魂(こころ) 昭和の歌人たちを追いかけて…』 “昭和四人衆”の12曲を、折り目正しい福田流で

2017年9月13日

 福田こうへい『魂(こころ) 昭和の歌人たちを追いかけて…』

 12年に演歌デビューした男性による名曲カバー第4弾。J-POP勢に交じってチャートの12位に登場しアルバムでの自己最高を記録した。本作は、“昭和四人衆”のカバーを3曲ずつ収録。強烈な個性の楽曲が、折り目正しい福田流になっていて感心する。

 例えば、『大利根無情』では、三波春夫の明朗さを残ししつつも、福田の若く勇ましい武士像が映る。『夫婦春秋』では、村田英雄の亭主関白風ではなく、優しい若旦那という感じが良い。『お富さん』ほか春日八郎の3曲は、ちょっとトボけた男性から一変、キレキレな歌声から伊達男が想起される。

 最も印象的なのは、ラストに収録された三橋美智也の3曲か。特に、緩急をつけながら高音を轟かせた詩吟入りの『武田節』は、ご年輩方に最新録音でも聴けることを教えてあげたいほどだ。 

 彼のような逸材こそ、ヨーデルやホーミーと同位置で、国の代表として世界に知らせるべきではと感じた。本作を聴けば自分の特技を先人から学んでより高めたくなるはず。

(キング・2593円+税)=臼井孝


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