新刊レビュー

『楽天イーグルス優勝への3251日』山村宏樹 著/監督や選手の苦闘紹介

2013年10月31日

プロ野球、パ・リーグを、東北楽天ゴールデンイーグルスが初制覇した。戦力も設備もなかった球団が、なぜここまで強くなったのか。楽天の投手として活躍した山村宏樹さんが、球団創設9年の軌跡をたどった。楽天は2005年シーズンに新規参入した。しかし、球場でシャワーを浴びてもバスタオルがない。トレーナー室はどうするかなど、万事が手探りだった。 初年度は38勝97敗1分で、初代田尾安志監督は「田尾野球」を見せる時間もなく、球団を去った。次の野村克也監督はID野球をたたき込む。3代目ブラウン監督は、選手に休む時間を取らせる米国式野球を取り入れた。 4代目の星野仙一監督は、野村、ブラウン監督の良い点を継承し、その土台に載って選手育成に優れた手腕を発揮した。 田中将大投手は、岩隈久志投手(マリナーズ)を見てエースの心構えを学び、今は新人の則本昂大投手に伝授している。当初は「寄せ集め集団」と酷評された選手たち。人は入れ替わったが、嶋基宏、銀次らそれぞれの選手が悪戦苦闘しながら自分たちで楽天野球を築き、成長していった。 著者は1976年生まれ。山梨県甲府工高から阪神、近鉄を経て2004年の分配ドラフトで楽天へ。昨季で引退し、現在は野球解説者を務める。 角川マガジンズ049(259)1100=798円。


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